研究内容

本研究室では乱流に関する5つの実験的研究と1つの解析的研究を行っています。

実験は、いずれも風洞と熱線流速計を用います。

1.突起列による平板境界層の乱流遷移の研究

層流境界層内に設置された突起列によって、境界層が乱流に遷移する機構を研究しています。 研究要旨はこちら

             実 験 装 置                         突 起 列
 装置内を右側に向かって空気が流れます。    平板表面の11個の突起によって境界層が乱流に遷移します。



2.円管内層流境界層の乱流遷移の研究

壁面からの噴流による円管内層流境界層の乱流遷移機構を研究しています。 研究要旨はこちら

             実 験 装 置                       噴流噴出部
 円管内を、写真左方に向かって空気が流れます。       円管壁面からの噴流噴出部です。
 


3.撹乱による混合層の乱流遷移の研究

混合層初期領域に撹乱を与え、乱流遷移を促進します。 研究要旨はこちら

             実 験 装 置                          振動板
ノズルから放出された気流が左側へ流れ、周囲流体   ノズル出口に設置された振動板が上下運動して撹乱を与えます。
との間に混合層が形成されます。



4.上下振動物体まわりの流れの研究

平板を上下振動させて、板変位と下流のせん断層変位間の位相ずれを研究しています。 研究要旨はこちら

         風 洞 内 平 板                  平 板 正 面 図
         風洞内の平板です。                平板の正面図です。






5.乱流の複雑さの表示方法を開発する研究

乱流は、諸特性が不規則、ランダムに変化することが特徴ですが、このランダムさを定量的に表示する新たな指標を開発する研究です。計算機で研究を行います。

 

6.平板乱流境界層の加速による再層流化の研究

乱流境界層を加速させることによって、再層流化する機構を研究しています。 研究要旨はこちら

             実 験 装 置                       流 路 縮 小 部
 装置内を右側に向かって空気が流れます。    流路縮小によって加速され、平板表面の乱流境界層が再層流化します。




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